防衛省は自衛隊と米軍、それに韓国軍による共同訓練をきょうから東シナ海で開始したと発表した。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮や中国などを念頭に日米韓の連携を示したいねらいがあると見られる。防衛省によるときょうから始まったのは日米韓3か国でことし6月に初めて実施した共同訓練「フリーダム・エッジ」で今回が2回目になる。米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」など3か国の艦艇7隻のほかステルス戦闘機や哨戒機などが参加し弾道ミサイルや潜水艦、戦闘機などに対処する訓練を東シナ海で行う。共同訓練について防衛省は朝鮮半島を含むインド太平洋の平和と安定のために日米韓の相互運用性を促進し自由を守るという日米韓の防衛態勢と強固な意思を引き続き示すものだとしていて弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮や中国などを念頭に3か国の連携を示したいねらいがあると見られる。前回、この共同訓練が行われたときには北朝鮮が挑発的な行為は致命的な結果を招くなどと強く反発している。