ワールドシリーズを制覇したドジャースが地元ロサンゼルスで優勝パレードを行い、大谷翔平選手、山本由伸投手らが沿道に集まった大勢のファンの声援に応えた。ドジャースは4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。パレードが行われるのは36年ぶりとあり、沿道には約25万人が集まった。ロサンゼルスでは優勝直後から興奮した一部のファンが暴徒化。略奪行為、バスに火をつけるなどして大暴れした。店の商品を略奪したなどとして、少なくとも12人が逮捕される事態となった。パレードは厳戒態勢の中で行われた。選手や家族たちは7台の2階建てバスに分乗。2台目には優勝トロフィーとロバーツ監督が乗っていた。3台目のバスには大谷選手、妻・真美子さん、愛犬デコピンが乗車。地元ファンの大歓声を受けながら、ロサンゼルス市役所から市中心部までの約1.6キロを進んだ。大谷選手は今年、打者に専念し様々な記録を打ち立てた。9月には前人未踏の50−50を達成。ワールドシリーズ第2戦では左肩を亜脱臼したが、最後まで試合に出続けた。パレードでは喜び過ぎてケガのことは忘れている様子で左腕を上げ手を振っていたが、その後は痛そうな仕草を見せた。同じバスにはケリー投手夫妻が乗車。ケリー投手は背番号17を大谷選手に譲り、大谷選手からポルシェをプレゼントされた。5月には8号ソロを放ち、ロバーツ監督を超える日本生まれ選手の球団最多本塁打記録を更新。大谷選手は監督にミニカーのポルシェをプレゼント。この時、大谷選手は「ワールドシリーズで勝てたら、監督に本物のポルシェをプレゼントする」と回答。今、この発言が話題になっている。