全国で不足している歯科用の麻酔薬。歯科用の麻酔薬「オーラ注」を製造するジーシー昭和薬品は国内で麻酔薬トップシェアのメーカー。異変が始まったのは去年9月。更新した製造設備に不具合が発生。出荷停止や限定出荷の原因となっていた。厚生労働省もこの問題を重くみている。実態の把握を進めるとともに、麻酔薬の安定供給を目指すよう求められたという。来月から新たな設備に変更し、順次流通させていく考え。専門家は今の薬の価格が低すぎることが問題だと指摘する。薬の価格は国が決めていて、採算が合わず撤退する企業も出ていて、供給は限定メーカーに依存する構図に。今年1月、国は一部の医薬品の最低価格を引き上げる措置を決めている。神奈川県立保健福祉大学・坂巻弘之教授が「国家備蓄の範囲を広げる必要あると思う」などとコメントした。
