一連の会談で高市総理が強調したのは経済安全保障、とりわけ中東情勢を踏まえた対応だった。ベトナム・フン首相との会談でベトナム国内の製油所の原油調達を支援することで一致。アジア各国が資金確保に苦慮するなか先月高市総理が表明した金融支援の枠組みを初めて活用する案件。ベトナムの日本企業は石油由来の医療物資を生産し日本へ輸出している。ベトナムの円滑な原油調達を後押しすることは日本の医療物資の安定供給にもつながる。政府関係者は「お互いにとって利益になるもの」と強調している。中東情勢の不安定化が各国のエネルギー調達などにも影響及ぼす中、高市総理が重要視する経済安全保障の取り組みを各国にも広げることで一層の協力関係を築きたい考え。
