岡本康史さんと岡本哲也さんはしょうゆを作っている。使っているのは国産大豆と小麦と塩のみ。市場に出回る醤油の多くはタンクを加温して早く発酵させるが岡本さん兄弟は自然の力でゆっくりと発酵させている。熟成には1年から3年かかるという。2人がいるのが大崎上島町。ミネラルが豊富で新鮮な風を蔵にもたらす。かつては醤油づくりが盛んに行われていたが今も残っているのは岡本さん兄弟の醸造所のみ。冬の季節は発酵がバランスよく進みキレのある味に仕上がるという。材料は庄原産の大豆と小麦。岡本さん兄弟の醤油づくりの原動力となっているのが醤油を愛用してくれる島の人達の存在。岡本さんの醤油は評価されイギリスなどにも輸出している。岡本さん兄弟が大切にしているのはおいしい島の食材を生かす調味料であること。哲也さんは変わらないしょうゆをこのまま続けていきたいと話した。