静岡県富士宮市。富士山麓の西部に広がる朝霧高原。標高700mから1000mほどのなだらかな高原。富士山や周りの山々の火山活動による噴出物が堆積して形作られた。そうした高原は牧草地や畑として利用されている。5月、霧に包まれた高原に鳥の鳴き声が響く。ホオアカやコヨシキリなどが繁殖のため渡ってきた。ここは野鳥にとって楽園となっている。初夏、牧場で草を剥ぐ牛たち。その牧草地の周りには緑が生い茂っている。アカゲラが枯れ木に掘られた巣穴で子育てをしていた。すると2羽の鳥が巣を奪おうと襲来してきたがアカゲラは巣に入り防戦した。6月、緑の草に覆われた高原。シモツケの花が彩りを加える。草原の一角に鳥の巣があった。ここでヒナが親鳥が持ってくるエサを待っていた。牧草の刈り取りが始まった。そこにトビがやってきて牧草地に隠れていた虫などを食べていた。刈り取り後の牧草地は生き物たちの格好の食事場所となる。7月、朝霧高原は夏本番を迎えた。高原を覆う草は青々と成長。ホオアカのヒナが巣立ちを迎えた。ノビタキも子育てを終え巣にはヒナたちの姿がなく無事に巣立っていった。朝霧高原には豊かな草原でたくましく生きる生命の営みがあった。
