今月2日、英・イングランドの107の自治体の議会選挙とロンドンなどの市長選挙が行われた。議会選挙ではスナク首相率いる与党・保守党が、候補を立てた議席の半数に迫る474議席を失った。一方最大野党・労働党は、主な行政機構や首長選、下院補欠選挙などで勝利。地方議会では186議席増やした。今回の選挙は来年1月までに行われる総選挙の前哨戦とされ、14年ぶりの政権交代の見通しが強まっている。これについてスナク首相は、労働党が第1党となっても過半数に届かず、スコットランド国民党などと連立を組む可能性があると牽制した。一方スターマー党首は選挙結果を国民の声だとして早期の総選挙実施を訴えた。