日本に関わるトランプ関税は自動車に25%、鉄鋼・アルミに25%。その他の全ての輸入品に一律10%の相互関税が課せられている 。日米交渉で関税措置の見直しを求める日本に対し明らかになってきたアメリカの要求を掘り下げる。注目はUSTRリポート。非関税障壁は関税以外の貿易の障害となる仕組み・慣習。アメリカが求めてきた非関税障壁がポイントとなっている。まずは自動車の非関税障壁の見直し。自動車の多くに障壁があると批判している。日本独自の安全基準が障壁だという。ウインカーについて日本はオレンジ、アメリカは赤も良い。排気ガス対策でも日本の基準を満たしているか検査しないといけない。さらに肉・コメ・ジャガイモ・魚介類・柑橘系フルーツにも輸入拡大を要求している。米国産ジャガイモの日本への輸出はチップス用のジャガイモに限られている。理由はジャガイモシストセンチュウ。ジャガイモの主な輸入条件は無発生地域で生産すること、輸入後は速やかに加工処理施設へ輸送すること、加工処理施設は港の出入り口にあること。アメリカ議員グループは日本の農水省は生食用ジャガイモの輸入に関する実質的な交渉を先延ばしにし続けていると主張している。