日本にいる蚊の中で人間の血を吸うものが主にアカイエカとヒトスジシマカの2種類。アカイエカは主に夕方~い夜間に屋内で活動。産卵は一度に200~300個。主に昼間に屋外で活動しているのがヒトスジシマカ(ヤブカ)。産卵は一度に50~100個。今年は多く、しつこい。ヒトスジシマカはわずか12日で成虫になる。卵から1~2日で孵化してボウフラという幼虫になる。そこから1週間ちょっとでサナギになりまたすぐ成虫になる。成虫になると30~40日ほどでまた卵を生むというサイクルで一生を終える。蚊が活動的になる気温が25~33℃。今年は5月ごろから暑かった。東京の今年の最高気温が25℃以上だった日数は去年の5月は11日しかなかったが今年は21日あった。平均気温でみても観測史上2番目の暑さだった。卵から成虫まで約2週間かかるものが気温が高かったため成長が早くなりより短期間で次世代が生まれた。サイクルが早まることでどんどん蚊が生まれるようになり大量発生する。また、雨が少ないと産卵場所が減り、一気に降りすぎると卵が流される。ところが今年は東京を中心に「どんよりとした梅雨」だったため蚊が多く発生する条件を揃えていた。さらに温暖化によって残暑になり10~11月まで25℃くらいになる日があるため秋ごろまで蚊が活動できる。今の時期の40℃近い酷暑でも蚊は身を潜めて人間と同じように涼しくなってから動き出す。猛暑日の日中は日陰で休み、朝や夕方に活発になる。蚊に刺されやすい人は汗をかきやすい・体温が高い人、サンダルの人(“足のにおい”を好む)、飲酒した人(汗や二酸化炭素が増える)。蚊は約10m離れた距離から呼吸から出る二酸化炭素でヒトを感知する。その後色やにおいを認識するのが約3m近づいた地点。そして40cmほど近づいたところで体温を感じてヒトに着地する。
