政府は持続的な経済成長には新たなビジネスを生み出すスタートアップ企業の育成が欠かせないとして、2028年度以降に東京に新たな支援拠点を整備する方針で、その在り方を検討してきた有識者会議が提言案をまとめる。新たな拠点を世界最高水準のイノベーションを生み出す場に位置づけ、国内外の優秀な若手研究者や投資家らを集め、AIやバイオといった最先端の分野での研究を、迅速に事業化できる環境を整えるよう求めている。研究の推進にあたっては、豊富で多様な資金と最新の実験設備なども用意する必要性を指摘しているほか、知的財産や法務など、事業化をサポートする専門人材なども確保すべきだとしていて、有識者会議は、きょうにも政府に提出することにしている。