シチリア島を歩き、ステーラという街を目指す。辺り一面には小麦の畑が広がり、かつて硫黄鉱山で栄えたアラゴナには、人々が貧しさに抗った記憶が残る。温かく迎えてくれたジョゼッペ・ペンドリーノさんは「雇用を生み出し、人口流出に歯止めをかけたい」と話した。ステーラは移民の街、救済の意が街の名になっており、難民教育に注力している。