ロンドンからの中継。リフォームUKの支持拡大は労働党、保守党への不信感からではないか。環境対策を重視する緑の党も支持を広げている。今年5月に行われた議会下院の補欠選挙や地方選挙ではリフォームUKが躍進している。自治体の中では過半数の議席を確保したところもある。専門家は「労働党と保守党の弱さが理由だ」と指摘している。英国・ストラスクライド大学・ジョン・カーティス教授は「今の政権は公約していた経済成長を達成することが極めて困難という課題に直面している。しかし有権者が野党・保守党に支持を移すことはない。保守党の評判は2024年までの5年間に深刻なダメージを受けたからだ。この不満を大きく利用できたのがリフォームUKだ」と述べた。現段階ではリフォームUKが政権を担う可能性は不透明。次の選挙は4年後のためだ。スターマー首相はリフォームUKを名指しし「自分たちの利益のため分断を煽りたいだけではないか」と繰り返し批判した。保守党は伝統的な基盤だった保守層の有権者を奪われ、議員までも移る動きになっている。リフォームUKは掲げていた大規模な減税策を現実的ではないとして、見直すことを発表した。いざ政権を担うとなれば、聞こえの良い政策を並べるだけでなく、実現可能な政策を模索する必要性があり、有権者は今後厳しくみていくことになりそうだ。
