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「スペイン内戦」 のテレビ露出情報

1933年、当時32歳の青年君主であった昭和天皇への御進講が始まった。講義を担当するのは元外交官の松田道一で、国際協調を重視する姿勢が評価されて天皇に国際情勢を伝えることとなった。当時のヨーロッパではヒトラーが政権を獲得し、日本は満州国承認を巡って国際連盟を脱退。世界からの孤立を深めて行く日本において松田は連盟脱退に批判的な意見を寄せる「最後の英米協調派」であり、その姿勢は「平和主義に則り、極力戦争を避くるを要す」と広田弘毅に伝えた天皇の考えとも合致するものだった。日本が満州国問題で国際社会からの孤立を深めて行く中で、天皇が注目したのが4億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会の総本山であるバチカン。昭和天皇は皇太子時代の1921年にヨーロッパを歴訪し、最後の目的地であるバチカンでベネディクト15世と会見した経験を持っていた。第一次世界大戦の集結に尽力したベネディクト15世との会見で昭和天皇は「ローマ教皇は戦争において中立の存在である」と認識し、近づきつつある戦争を終わらせるためにバチカンとの関係を活かせないかと考えるようになる。この時期に行われた御進講で、天皇はスペイン内戦の情勢を度々松田に尋ねていた。天皇はスペイン内戦を始めとした国際的な共産主義勢力の高まりを警戒しており、またそれに付随する自由主義・共産主義・ファシズムの各陣営が対立することを懸念していたのである。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月31日放送 10:05 - 10:45 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース映画で見つめる世界のいま
今回紹介するのはスペイン映画、ビクトル・エリセ監督の「瞳をとじて」。マドリードのテレビ局を訪れた元映画監督ミゲル。番組の女性ジャーナリストから22年前に起きたある事件について取材を受ける。当時ミゲルが監督していた映画「別れの眼差し」。撮影中、主演俳優が突然疾走したのです。ミゲルにとって失踪した俳優フリオは親友でもありました。番組への出演を依頼されたミゲルはカ[…続きを読む]

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