「『付せん』を何度も貼ったりはがしたりできるのは無数の小さい球でくっついているから」について、化学メーカーの道念さんが解説。顕微鏡で付せんの粘着部分を拡大すると、球のようなものがたくさん並んでいる。この形こそが何度も貼ったりはがしたりできる理由。付せんを貼るときに上から押すと球状の粘着剤が潰され、形を変えて紙のでこぼこに入り込む。接着する面積が増え、しっかり紙を掴むことができる。一方、剥がすときに付せんを引っ張るとそれぞれの球が伸びることで接着する面積が減る。いくつもある球がそれぞれに元の形に戻ろうとして紙にくっついている部分が少なくなり、くっつく力が弱まるため剥がれやすくなる。