国民スポーツ大会の改革を巡り、開催時期を競技ごとに分散するなどの提言案が取りまとめられた。国民スポーツ大会を巡っては開催自治体の負担などが課題となっている。今後の在り方を検討する有識者会議が開かれ、提言案にはトップアスリートが参加しやすい時期に競技を分散させる通年開催化が盛り込まれた。開催地の宿泊や輸送の集中を避ける狙いもある。また、入場料の徴収などによる新たな財源の確保やスポーツ振興くじ助成の拡充も盛り込んだ他、開催地については複数の都道府県での開催や競技ごとに特定施設を固定化して「聖地化」することなどが示された。一方で、都道府県対抗で毎年開催する方式は維持するとした。