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「スルメ」 のテレビ露出情報

須田悦弘さんは1969年に山梨県。一宮町の農家兼観光農園に生まれた。幼い頃から絵を描くのが好きで多摩美術大学に進学。授業で木彫りに出会った。初めて作ったのはスルメ。その後独学で技術を磨きながら卒業後はデザイン会社に就職。アサヒ飲料のアサヒ 十六茶のパケージイラストなどを手掛けた。働きながらも木彫りの道に進みたいと銀座で個展を考えるが、当時人気のギャラリーは金額的に手がでなかった。その時銀座の通りで目にしたのが1時間300円のパーキングメーター。須田さんは移動式の展示室を自作し、パーキングに駐車した。リヤカーのようにひいて1時間毎に移動しながら個展を行った。その移動式展示室は床から天井まで純金箔が貼られ、奥にはたった一つチチコグサモドキという雑草の木彫作品を飾った。この作品の意図に須田さんは銀座の植物でマイナーな植物にしたいと雑草に注目。自身で自生しているという点で道端でやるにはふさわしく、雑草という普段誰も見向きもしないようなものを時間をかけて手で作るのはバカバカしく面白いと感じたという。その個展のタイトルは銀座雑草論。この画期的な展示は、美術界でちょっとした話題に。こうして雑草彫刻がライフワークになった須田さんは、その作品は各地でみることができる。瀬戸内海に浮かぶ香川県直島町の美術館のベネッセハウスミュージアムにはここに展示された須田さんの作品は壁のコンクリートの隙間から生えている。何の説明もなく、気付いた人だけが楽しめる作品。そんな超絶技巧の雑草アートを今回は1から制作してもらう。

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