ことしはあすが節分の日。その節分に欠かせない恵方巻きの価格も上昇している。帝国データバンクによると、米やのりのほか、キュウリやイクラといった具材が高騰。ことしの恵方巻きの平均価格は、去年の958円から136円上がり、初めて1000円を超えた。一方、バレンタインデーを今月に控え、東京都内のチョコレート専門店には、思わず自分用にも買いたくなるエレガントなチョコレートがずらり。世界的な不作でカカオショックともいえる価格上昇が起きている。そのためこのお店では、いいカカオをより安く仕入れるため、東南アジアのベトナムまで直接買い付けに。さらに食材の輸入にかかるコストを減らすため、国内の食材を積極的に採用している。百貨店のバレンタイン商戦にも、ことしは変化が。カカオショックの影響などからお菓子系ショコラが多く登場している。高島屋では、バラの形のマドレーヌにチョコレートをかけた商品など、チョコレートとほかのお菓子を組み合わせた商品が、去年に比べ、およそ2倍に増えている。野菜の値上がりも続いている。農林水産省が今週火曜日に発表した野菜8品目の最新の価格調査では、いずれも平年に比べて値上がり。特にキャベツは平年の3倍以上。天候不順などが原因で品薄による高騰が続いていたが、ここにきて変化の兆しが見える。キャベツは2週間前に取材したときと比べると、今週水曜日は100円も安くなっていた。そのほか葉物のほうれんそうや水菜、えのきやしめじといったきのこも値下がりしてきた。
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