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「ゴールデングランプリ」 のテレビ露出情報

取材を始めたのは4月。練習場所までは都内の自宅から電車を乗り継いで2時間。拠点である大学のグラウンドで週に2回ほど跳躍練習を行っている。1m74cmの身長、長い手足を生かしたダイナミックな跳躍が特徴。醍醐奈緒美コーチとは中学生の時に出会って10年になる。奈緒美コーチがスマートフォンで跳躍を撮影、助走や踏切を確認しその場で修正していく。2人で積み重ねた努力がことし大きな実を結び、2月にチェコで開かれた国際大会で渚は1m92の跳躍で室内日本記録を39年ぶりに更新した。3年後のロサンゼルス五輪での、この種目日本選手28年ぶりの出場に期待が高まる。渚の跳躍について澤野大地さんは「助走の力強さが他の選手と全然違う」と評価した。
渚が去年から力を入れているのが肉体改造。助走のスピードを上げ、より強く踏み切るために全身の筋力アップを目指した。去年のパリ五輪は必要な記録に3cm足りず涙を飲んだ。渚が走り高跳びを始めたのは中学3年生の時。背が高いという理由で体育の宣誓に勧められたことがきっかけだった。高校の陸上部で指導を受けたのは五輪出場経験を持つ醍醐直幸コーチ。そして、その妻である奈緒美コーチともこの時に出会った。インターハイ常連校で待ち受けていたのは厳しい練習漬けの日々だった。結果が出ない日々が続いたが必死に練習に食らいついていき、高校最後のインターハイで渚は優勝した。
5月、渚の実力が試される舞台がやってきた。各国からトップアスリートが集まるゴールデングランプリ。渚はことしが初出場、2万人超の観客の前での跳躍は初めてだった。1m85といういつもは跳べるはずの高さが跳べず、結果は1m80。順調に自己ベストを更新してきた渚にとって大きな躓きだった。渚は「気持ちが強いはずなのに迷ったらこういう試合になっちゃう」と涙した。翌日、気落ちする渚に奈緒美コーチは「一生懸命やって失敗しただけだよ。次の階段を上るのに1つずつ乗り越えていくしかない」と声をかけた。実はこの1ヶ月、渚は技術的にもスランプに陥っていた。肉体改造の影響で助走と踏み切りのタイミングが合わなくなっていた。
ゴールデングランプリから一週間余の5月下旬、韓国でアジア選手権が開幕。渚も日本代表としてエントリー。体も心も休める間もなく韓国入りした。奈緒美コーチは寄り添い声をかけ続けた。試合の前はウナギを食べるのが渚のルーティーン。韓国名物のウナギの炭火焼を食べながら、渚は奈緒美コーチに「気付かないうちに追い込んでいた」と心のうちを話した。1m80に挑んだ時、足がつりそうになった。渚は足に負担がかかるのを承知で助走を変えずに1m83に挑んだが失敗。渚は「折れずに頑張ります」と結果を受け止め前を向こうとしていた。
休日はおしゃれをして友人とカフェへ。親友の田上葉月さんは高校時代の先輩で厳しい練習をともに乗り越えてきた。また、家族と過ごす時間も大切にしている。両親の結婚記念日にはディナーの前に家族でモルック。渚は「家族も友達もみんな理解してくれて、私の陸上に対する気持ちを尊重してくれる」と話した。
アジア選手権から1ヶ月。4連覇がかかる日本選手権が1週間後に迫っていた。1m92を跳んだ時の跳躍を目指して、渚は助走の歩数を2歩減らして跳ぶ練習をしていた。渚はこれまでも苦しい状況でも諦めず逆境を乗り越えてきた。大学4年生の時、練習で腰椎を捻挫。練習できるようになったのは大会の1週間前だった。ケガへの恐怖心に打ち勝つため、バーを取り払って何度も練習を続け、攻めの気持ちで恐怖心に打ち勝ち優勝を掴み取った。4連覇をかけた日本選手権で渚は力強い助走を踏み切りにつなげたが2位となった。1m92を跳んだ快挙から一転、大きな挫折を味わったがそれでも歩みを止めずに前へ進む。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月22日放送 1:30 - 2:16 NHK総合
スポーツ×ヒューマン(オープニング)
走り高跳びの高橋渚は日本選手権を3度制したトップ選手。2月の国際大会で室内での日本記録を39年ぶりに塗り替え一躍注目を集めた。オリンピック出場を目指して取り組んだ肉体改造。自分を追い込んで挑んだ今シーズンだったが待っていたのはかつてないスランプ。支えたのは二人三脚で歩んできたコーチ。弱さと向き合い一歩ずつ前へ。ひたむきに挑み続けた4ヶ月間に密着した。

2025年7月23日放送 15:49 - 19:00 TBS
NスタNスタ NEWS
ワールドユニバーシティゲームズには大学生の柳田大輝が出場。柳田はゴールデングランプリなどを制し10秒06を記録していた。結果は10秒23で3位だったが、メダルを獲得したのは日本勢として12年ぶりとなる。

2025年6月17日放送 23:00 - 23:56 TBS
news23sports23
田中佑美選手に注目。世界陸上代表に最も近いハードル選手だ。パリ五輪での経験を通して、スピード強化のために接地の改善に取り組んだという。接地とは地面に足が着いている瞬間のこと。踏みこんだときに地面からの反発力を活かすことが重要。そこで、平地よりも接地時間が増える坂ダッシュに取り組み、地面を蹴る力を強めた。また、台を使った矯正も行った。足裏の内側と外側に均等に重[…続きを読む]

2025年5月29日放送 4:30 - 5:20 TBS
THE TIME’(気になるニュース)
韓国で行われた陸上の第26回アジア選手権の男子100mで柳田大輝が大会連覇を達成した。2位とはわずか0.002秒差。今月10日に行われたゴールデングランプリでも優勝している。

2025年5月28日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,SPORTS
アジア選手権が韓国で開幕。20km競歩に吉川絢斗が登場。週4日、スーパーの店員として働く。最後はわずかな差で2位フィニッシュ。日本勢メダル第1号。男子100m予選に桝田大輝が出場。先日のゴールデングランプリでC.コールマンと対決し競り勝って勢いに乗る。今大会では世界陸上の参加標準記録を目指すが届かず。桝田と東田は準決勝進出。

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