きのう発生した台風30号。8月は60年ぶりに月10個の台風が発生した。背景にあると考えられているのがエルニーニョ現象。気象庁によると今年のエルニーニョ現象は過去最大の強さとなっている。エルニーニョ現象が世界各地に様々な影響を及ぼしている。ペルー・リマの漁港では3か月、漁獲量が少ない状態が続いているという。特に深刻な影響が出ているのがカタクチイワシ。水産庁などによると輸入魚粉価格(1トンあたり)は今年に入って高騰している。白身魚は不漁が続き仕入れ価格が値上がりしている。上昇した海水温は地上の気温も高めている。ライム・マンゴーなどは開花しない木が増加。今後2年間で約15億ドルの輸出額が損なわれる恐れがあるとの分析もある。エルニーニョ現象の影響はインドネシアでも起きている。カリマンタン島は乾季の今、森林などの火災が相次いでいる。インドネシア林業省によると7月までの火災による被害は東京都の面積に匹敵するという。インドネシアの気象当局は暖かい海水がインドネシアから離れ雨が降らない状態が続いたことが背景にあると分析している。西カリマンタン州にある病院ではここ数ヶ月、呼吸器の症状を訴える患者が相次いでいる。森林火災による煙は子どもたちの教育にも影響している。インドネシア政府によると9月初旬時点で約140万人の子どもがオンライン授業などを余儀なくされたという。深刻なのが水不足。
