千葉市で行われたロック・イン・ジャパン・フェスティバルのトリを務めたのはYOASOBI。ボーカル・ikuraとコンポーザー・Ayaseの2人組ユニット。ロック・イン・ジャパン・フェスティバルでのステージについてAyaseは「声出しが解禁になってどれだけ声が聞けるかワクワクして挑んだ。割れんばかりの声だった」などと語った。YOASOBIは“小説を音楽にするユニット”として2019年にデビュー。「セブンティーン」は宮部みゆきの描き下ろし小説『色違いのトランプ』を原作に楽曲化した。空前の大ヒットとなっているのが、アニメ「【推しの子】」の主題歌として4月にリリースした「アイドル」。YouTube世界楽曲ランキングでは1位を獲得した。ストリーミング再生は史上最速で1億回再生を突破した(オリコン調べ)。大ヒットについてAyaseは「予想できなかった。できるだけ多くの人に聴いてほしいので、そのためにどういう楽曲にしようかかんがえてやっているし自身もって出しているが、ここまでのことは予想してなかったので本当に感謝です」と語った。ビルボードの国内ランキングでは、19週連続で総合チャート1位を獲得し歴代記録を更新している。YOASOBIの楽曲ごとの再生回数を指数化したグラフでは、これまで最も高かったのは「三原色」だったが「アイドル」はこれを大きく塗り替えた。