日本全体で年間およそ500万トンにも上ると言われる食品ロス。廃棄になる前に商品を売り切ろうと、コンビニエンスストア各社で値引きを強化する動きが広がっている。セブン-イレブン・ジャパンは、来月13日から食品ロス削減のため商品を値引きする取り組みを拡大させる。対象はサンドイッチ、弁当やおにぎりなど約300品目。目印は「エコだ値」と書かれた緑色のシール。本部からのサポートのもと、廃棄となる数時間前に店舗の判断で値引きを行うという事で、既に行った実験では廃棄商品の合計金額が1割減ったという。一方、ローソンでは消費期限にかかわらず商品を効率的に売り切るために値引きを行っていて、一部の店で活用されているのがAI値引き。商品の在庫数や天候、客数が多い時間帯などに基づいてAIが店ごとに値引きを提案してくれるということで、今後は全国の店舗に広げていく。