米国・イリノイ州スプリングフィールドを訪れていたのはニューヨークの有名シェフ・ジョセフユンさん。今年米国では13年周期のセミと17年周期のセミが221年ぶりに重なり大発生。スプリングフィールドは両方のセミが同時に確認できる数少ない場所として注目されていた。ユンさんはサステナビリティの観点から昆虫食の“旗振り役”となっている。昆虫は持続可能な食料として注目されている。栄養面でも高たんぱく低脂肪で美味しいとユンさんは強調する。今月1日冒険家や科学者が集うイベントで採集したセミを美味しく食べてもらう試食会を開催。セミのオードブル、セミの天ぷら、セミのチョコレート＆キャラメルがけなどが並んだ。取材班も試食し「セミの天ぷらはサクサクしていて虫を食べている感覚はまったくない。ビールのおつまみにできるくらいそのまま食べられる」などコメント。ユンさんは目標である人々の意識を変えることに手応えを感じた様子だった。