ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領は、新しい大使に関する30件以上の人事を承認したと明らかにしていて、コルスンスキー駐日大使を交代させる大統領令を発表した。後任は明らかになっていない。コルスンスキー大使は2020年に駐日大使に任命され、おととし2月にロシアによる軍事侵攻が始まって以降日本各地を訪問し、ウクライナへの支援を訴えてきた。侵攻直後のおととし3月のインタビューでは、大使は日本人から多くの寄付金や花が大使館に寄せられたことについて「皆さんの貢献がうれしい。平和になったら私たちの国に招待したい」と述べ、深い謝意を示していた。コルスンスキー大使はNHKの取材に対し、少なくとも来年2月ごろまでは日本に残る見通しを示したうえで「日本の皆さんにはありがとうございますと伝えたい」とコメントし、これまでの支援に感謝の気持ちを表していた。