タンザニアのセレンゲティ国立公園、300万頭もの動物たちが暮らす野生の王国。チーターは時速100km以上まで加速し狩りの成功率は40～50％。子どもには背中に白い毛が生えている。チーターの子育ては母親が全てを担い、出産後しばらくの間は赤ちゃんを藪の中に隠して育てる。チーターが最も好んで狙う獲物はガゼル。チーターが全速力で走れるのは長くて30秒ほど。ハゲワシに見つかり、子どもを危険にさらさないため速やかに立ち去った。また、ハイエナは群れをなしてライオンの獲物でさえ横取りする。
チーターは生後2か月までに半分が命を落とし、木登りが苦手。チーターの脚は早く走ることに特化したため前後の動きには強いが広がる動きが苦手で木の幹をうまく掴むことができない。チーターの母親は子どもを常に連れ歩いて見守っていて獲物が少ない場所で獲物を探す。チーターが大人になる確率は5％。子どもたちは毎日母親について長距離を歩き回ることで足腰が鍛えられていく。