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オープニング映像。
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2年に渡りオスライオンの追跡調査が行われているのは東アフリカタンザニアのセレンゲティ国立公園。マヒリは密着を始めた2年前は3歳だった。おしっこで優位をアピールし仲間作りもうまくいかなかった。
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- セレンゲティ国立公園タンザニアライオン
前回の取材から4か月、マヒリは5歳になり立派な大人のオスになった。けがをしているようで体中に傷があった。雨季には草原には多くの草食動物が集まるが狩りのできないマヒリにはどうしようもない。ライオンは1週間ほどであれば食べられなくても平気。
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3週間後、マヒリのすぐ近くに自分の群れを持たない放浪ライオンたちがいた。マヒリは獲物を横取りした。5歳になり体が大きくなったので年下のオスからは簡単に獲物を奪える。
経験豊富な兄が相棒のブサーラ。密着を始めた2年前から兄弟で山の中に縄張りを作っていた。しかしブサーラは60kmも移動していた。
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GPSによるとブサーラは自分たちの縄張りまで戻ってきた。兄の姿はなく命を落としたと考えられる。ブサーラは若い放浪ライオンと一緒にいた。
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マヒリは自分より弱い若オスを付け狙うと体の大きさを生かし獲物を横取り。しかし複数の放浪オスが現れ獲物を奪われてしまった。喧嘩が始まりマヒリは攻撃された。強いものが来たら弱いものが立ち去ることが放浪オスのマナーという。マヒリが子供の頃にいた群れにはマヒリと年齢の近いオスがいなかった。本来オス同士で長い時間を過ごしマナーを学ぶが、マヒリはできずオス同士のマナーが分からずに威張ってしまったという。
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マヒリは再び王者への道を歩き始めた。ハイエナが狩りをした獲物を奪い取ったが放浪オスが奪おうとした。激しい喧嘩にはならず、対等な相手と認め合って獲物を分け合った。マヒリはきょうだいのメスと再び暮らし始めた。
目下王者に一番近いスージャ。前回2頭の放浪オスと仲間になったスージャはその後も順調。3頭で協力して狩りをするなど絆も深まっている。
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