タイの議会で今日、首相指名の投票が行われ、タクシン元首相のタイ貢献党から新首相が選出される可能性が高まっている。民主派政党の前進党からの首相の選出が、保守派の強い反発で阻まれた。第2党のタイ貢献党は、民主は政党を排除し、保守政党の大連立に舵をとった。タイ貢献党は以前は関係しないと明言していた保守派の2つの政党タイ団結国家建設党と中核与党の国民国家の力党を含む合計11の党で樹立する連立構想が発表された。タイ貢献党は、選挙で掲げた経済政策や憲法改正など公約を実行するという。下院500議席のうち、314議席を確保するという。議会では22日、首相指名の投票が行われる。タイでは政治の空白が3か月以上続いた。タイ貢献党は愛と調和を約束している。忠誠心などは一時的なものだ。第二党となった貢献党主導による今回の連立も同様だ。タイ団結国家建設党などの政党は、タイ貢献党が宿敵と呼んでいた党だ。そういった人たちと手を組んだ状態だ。それが11の政党の連立だ。この状況についてタイ貢献党をはじめ、連立の各党は、首相も決まらない状態を終わらせ、前に進む必要があると弁明している。農家の人たちはタイ貢献党の政策を待っているとセター氏が言う。農家を救済する政策はタイ貢献党でのみ可能だという。