韓国・ソウル中央地方裁判所前の様子。非常戒厳を宣言し内乱を首謀した罪に問われている韓国のユン・ソンニョル前大統領に判決がくだされる。検察側は「死刑」を求刑している。韓国・ソウル中央地方裁判所の前に集結したのはユン前大統領の支持者。おととし12月にユン前大統領は「我々国会は犯罪者集団の巣窟となっている。親愛なる国民の皆様、自由憲政秩序を守るため非常戒厳を宣言する」と述べた。ユン前大統領は「野党が国政をマヒさせた」などとして44年ぶりとなる非常戒厳を宣言した。これを受けて軍の部隊が国会議事堂に突入する事態となり、宣言に反対する職員らと衝突。バリケードで軍に抵抗した。国会前には反発する国民が集結した。デモ隊と警察官がもみ合いとなり大混乱となった。およそ1か月後にユン前大統領は「内乱を首謀した」として逮捕・起訴された。現職大統領の逮捕は史上初の出来事だった。初公判から一貫し無罪を主張してきたユン前大統領。先月の公判で特別検察官は死刑を求刑した。最終陳述でユン前大統領は「主権者である国民に向かって非常ベルを鳴らすしかないと考えた。宣言後に弾劾反対の世論が高まり国民が応援してくれるのを見て鳴らした非常ベルは効果があった。真実を知れば国を救うことができると」と述べ、無罪を主張した。
