尹大統領は去年12月、非常戒厳を宣言して国会に弾劾訴追され、憲法裁判所が尹大統領を罷免するかどうか審判を続けていた。きのうの憲法裁はテレビで生中継されるほど注目を集めていたが、憲法裁判所は裁判官8人全員一致で尹大統領の罷免を決めた。理由については「国政のマヒ状態などは、兵力を動員して解決できるものではない」「判断を正当化できるほど危機的状況が存在したとはみられず、国民を衝撃に陥れ社会に混乱を引き起こした」などと指摘。今回の決定を受け、尹大統領は即時失職し、60日以内に大統領選挙が実施されることになる。