日本と韓国は今年、国交正常化から60年の節目を迎えている。両国には社会的に共通の課題を多く抱えている。その中の1つが「ひきこもり」だ。韓国では各種調査で若者の5%前後がひきこもりの状態にあるという結果が出ている。韓国でひきこもりの支援を行う団体の代表を務めるユスンギュさんは、自身の境遇から抜け出したいという人達を集めたシェアハウスの運営を行っている。スンギュさん自身もかつて5年間、家から出ることが出来ない「ひきこもり」状態だった。スンギュさんがたちなおるきっかけを作ったのは日本の支援団体だったという。日本で支援活動に携わっていた大草稔さんは10年あまりまえから韓国で支援活動を行っている。