16歳のソニータ・アリザデはアフガニスタンからイランに逃れた難民の少女。夢はラッパーになることだった。ソニータたちはイランに逃げてきたが不法滞在なので自由に家を借りることはできなかった。情勢が一旦落ち着くと家族はアフガニスタンに戻ったが、ソニータと姉はイランに残った。ソニータは児童保護施設の清掃の仕事でわずかな賃金をもらいながら読み書きを習っている。ソニータが唯一、幸せを感じるのは歌っている時間だった。ときに気持ちを吐き出すラップの虜になっていた。宝物は夢をいっぱいに詰め込んだスクラップ帳。ソニータが通う児童保護施設にはさまざまな事情を抱えた少女たちが救いを求めてやってくる。その中にはアフガニスタンの少女も多く。彼女たちは結婚に関する古いしきたりに苦しんでいた。アフガニスタンでは少女たちがお金のために結婚させられることも少なくない。ソニータはこの強制結婚のラップを作り、親友とともに音楽関係者に売り込みを開始。しかしイランでは、公の場でソロパートを歌うことは宗教上禁止されている。諦めかけかけたその時、協力してくれる人が現れら。こうして本格的な練習が始まった。そんな矢先、母親が結婚させるためイランへとやって来た。相手は60代で9000ドルの結納金を払ってくれるという。ソニータは施設の先生に助けを求めた。母親は2000ドル貸してくれたら延期してもいいと言ってきた。先生は、ドキュメンタリーの監督に相談した。
