ソニーフィナンシャルGの宮嶋貴之さんは「今年に入ってインバウンドの動向は絶好調と言えると思う。1−3月期については、コロナ禍前の水準を上回るぐらい。経済効果を見る上ではインバウンド消費額が重要だが、1−3月期はぐんぐん増加してきている状況。インバウンド消費金額、つまり名目の金額は円建てに換算する際、やっぱり円安が進めば進むほど大きくなりやすい。為替の変動物価の変動などを調整したインバウンドの消費金額を試算すると、2023年以降は調整する前の値と調整する後の値で結構乖離が大きくなってきている。円安効果というのは非常に大きい。仮に円安効果がなかったと仮定しても、インバウンド需要が持ち直してきているという評価は変わらないのではないか。観光競争力ランキングを見ると2011年22位が2021年は1位に。都道府県別に見た外国人の方の宿泊者数を見るとインバウンド需要の回復というのは地域によって結構偏りが大きいということが分かる」などと話した。