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「ソハール港」 のテレビ露出情報

続いてはオマーン・ソハール港に輸出されるコンテナ。大阪港から約20日かけてソハール港に届けられる。中にはガラス製の魔法瓶が入っていた。今回は約2万本を輸出するという。魔法瓶は真空の2重構造で保温・保冷力を高めた容器。内部がガラス製の魔法瓶は大阪府が国内生産シェア100%。しかし、ガラス製の魔法瓶は落としたりすると割れてしまう。そのため、国内では軽くて壊れにくいステンレス製が主流。ただ、中東では現在でもガラス製の方が人気だという。オマーンの首都マスカットは古くから港湾都市として栄えた政治・経済の中心地。雑貨店にはガラス製の魔法瓶が売られていた。オマーンでは魔法瓶に直接コーヒーを入れる家庭が多い。オマーンコーヒーにはサフラン、カルダモン、クローブ、シナモンなどのスパイスを入れる。これらをたくさん使うため、ステンレス製よりも匂いや色が移りにくいガラス製が好まれる。大阪市西淀川区にあるガラス製魔法瓶の製造工場に潜入。2重構造を作るために大きさの異なるガラス瓶2つを重ね合わせていく。重なった2重のガラス瓶は約1000℃の炎で結合。気温や湿度にとって仕上がりが変わるため、絶妙な火加減を調整する職人がいる。この工場で作られたガラス製魔法瓶の約7割が中東をはじめとする海外で使われる。大阪は古くからガラス産業が盛んだった。やがて職人たちは電球製造を手がけるようになり、そのガラス加工と真空加工の技術が魔法瓶の製造に引き継がれていった。

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