ハイテク株の堅調について、ウェドブッシュ証券のダニエル・アイブス氏は「米中のハイテク業界に巡る対立など、マクロの観点では懸念材料もある。ただ、ソフトランディングは可能で、景気後退には陥らないと見ている。また、2024年はFRBが利下げに転じ、ハイテク株にとっての悪材料が少なくなるだろう。AIブームにより、ハイテク関連への支出は今後数年で1兆ドル規模の増加が見込まれる。インターネットブームとなった1995年以来、これほど大きな支出は見たことがない。熱松にナスダックは現在の水準から約10~12%の上昇を予想している。2024年にはS&P500が4800か最大5000になることもあり得る」と話した。ソフトバンクグループ傘下のアームが、近くナスダック市場に上場するとみられていることについては「アームの上場に市場が興奮しているのは、ハイテク業界の次の勝者を探し初めているからだ。アームは大幅な収益化が見込まれる技術を構築してきた。競合他社は真似しようとするのはとても難しかった。AIシフトが加速する中、次の成長戦略であるデータセンター向けの事業も期待できる。AIブームを牽引するのはエヌビディアだが、アームも今後数年で勝者になるとみている」と話した。