福島県浪江町、2011年の東日本大震災と原発事故から12年が経過した。避難地域は縮小したものの、いまだ戻ってくることのできない人もいるという。現在の人口は震災前の10分の1以下になってしまっている。ただ変わらないのは街の真ん中にある桜並木。請戸川沿い1.5キロほどの間にソメイヨシノが120本ほど植えられている。桜が満開になった際には、街を離れた人も見に来るのだという。
請戸川の桜は71年前に植えられたものだという。6年前に浪江町に戻ってきた金澤富子さん。彼女のお祖母さんが土手に桜の木を植えたのが始まりだという桜並木。豪快な性格で、困っている人を放っておけなかったというお祖母さん。そのお祖母さんが夫を亡くした年に始めたのが桜の植樹だったのだという。どのような気持ちでお祖母さんが桜を植えていったのかは伺い知れないが、その後も多くの人達が桜を植えていった。金澤さんはお祖母さんとの再会を楽しむように桜を眺める。桜並木は時を越えて、心を繋いでいる。
請戸川の桜は71年前に植えられたものだという。6年前に浪江町に戻ってきた金澤富子さん。彼女のお祖母さんが土手に桜の木を植えたのが始まりだという桜並木。豪快な性格で、困っている人を放っておけなかったというお祖母さん。そのお祖母さんが夫を亡くした年に始めたのが桜の植樹だったのだという。どのような気持ちでお祖母さんが桜を植えていったのかは伺い知れないが、その後も多くの人達が桜を植えていった。金澤さんはお祖母さんとの再会を楽しむように桜を眺める。桜並木は時を越えて、心を繋いでいる。