インターネット上の誹謗中傷が世界中で社会問題となる中、韓国では温かい言葉がより良い社会をもたらすのではないかと1人の教育者が呼びかけを続けている。韓国では、ネット上での誹謗中傷が芸能人や政治家に留まらず、学校や職場などあらゆる場所に広がり社会問題となっている。ソンブル財団の理事長・ミン・ビョンチョルさんはあるアーティストがネット上での中傷を苦に命を絶ったというニュースを見て胸が張り裂けそうになったことから、「善意の書き込みを増やそう」と活動を続けている。現在ミンさんはネットに触れる機会が多くなる10代の若者への教育に力を入れている。ネット上の誹謗中傷はなかなか減らないものの、ミンさんは粘り強く活動を続けることにしていて、「多くの人達が温かい言葉を書いて幸せになれるよう願っている」と話している。