ロバート・キャパなど有名カメラマンの作品を掲載し、写真報道の一時代を築いた米国の写真雑誌「ライフ」が、定期的な刊行物として復活する見通しになった。モデルで起業家のカーリー・クロス氏がCEOを務める企業が発表したもの。それによると写真の権利を持つ出版社との合意のうえ、「ライフ」を紙版とデジタル版で再開させるという。「ライフ」は写真を中心とした誌面作りで人気となり、ロバート・キャパや土門拳といった有名カメラマンの写真を掲載して写真報道の一時代を築いた。しかしテレビの普及に伴い売れ行きが落ち込んで2007年にタイムワーナー社が廃刊を発表して以降は、過去の写真をインターネット上で閲覧できるサービスに変化していた。