初めての動物園が小田原城址公園だったから、お城には象がいるものだと思っていたなどという視聴者からのお便りを紹介した。小田原動物園は、昭和25年から去年12月まで営業していた。リクエストされた60年代の映像で、動物が映っていたのは1本だけだった。アシカの姿が収められた映像は、昭和40年のニュース。タイトルは「台風で逃げたアシカ、相模湾でつかまる」。小田原動物園から逃げたのか、別の場所のアシカが一時的に小田原動物園にいたのかは不明だという。昭和46年のニュース映像には、象の姿が映っていた。象はウメ子という名前で、約60年にわたり、親しまれた。台風で逃げたというアシカが撮影されたのは10月で、この年の9月には、大きな台風があり、甚大な被害が生じたことが新聞などに記されているという。アシカ舎は、海抜約29mで、海までの距離は1km弱あるという。城のお堀が海につながっているため、そこから逃げた可能性もあるという。小田原城址公園では、歴史を振り返る特別展が行われている。今月17日まで、午前9時から午後5時まで行われている。詳細は、小田原城址公園のホームページまで。