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「2種1セット」 のテレビ露出情報

兵庫県丹波篠山市の集落に、地区で初めての外国人移住者がいる。メキシコ出身のアルベルトさんだ。ことし3月、東京から移住した。トウモロコシを栽培し、本場メキシコのタコスを食べてほしいと、去年、地域おこし協力隊に応募し、丹波篠山市から、今年度からの活動を認められた。活動は2年で、毎月23万3000円の報償費と年間140万円の活動助成金が支払われる。空き家だった築29年の一軒家を借りて、夫婦2人で暮らしている。家の車庫を工房にして、トルティーヤを作っている。トウモロコシは、メキシコの品種だ。トウモロコシを柔らかくなるまで炊き、細かく砕いてまとめて生地にしている。薄く伸ばせば、トルティーヤの完成だ。作業後、できたてのトルティーヤで、昼食を作った。近所の農家から、野菜をおすそ分けしてもらうなど、アルベルトさんは、田舎暮らしの近所付き合いに感激し、すぐに地域に溶け込んだという。
閉校になった小学校で行われた試食会では、アルベルトさんのタコスが大好評だった。今後、キャンプやバーベキュー楽しめる公園で、アルベルトさんのトルティーヤを販売する予定だ。京都市にあるメキシコ料理店から、本場のトルティーヤを使ってみたいと依頼を受けた。この日、販売に向けた試食会が行われ、アルベルトさんは、全5種類のタコスをふるまった。店の関係者からも好評で、12月から店で販売されることになった。アルベルトさんは、バイクで日本中を旅していたとき、おいしいトルティーヤは日本にないと思い、自分で本場のトルティーヤを作ろうと決意した。丹波篠山市の担当者は、アルベルトさんのトルティーヤを実際に食べてみて、これは面白い、広がっていくと確信を持てたという。アルベルトさんは、メキシコの品種のトウモロコシを育て始め、夏までは順調だったが、8月の台風7号の影響で、倒れてしまった。いくつかのトウモロコシは無事だったため、来年の春に植えて再チャレンジしたいという。この日、アルベルトさんは、地元の野菜を使ったサルサソースを作っていた。2日後に、周辺の6地区が初開催する合同イベントで販売するタコスに、このソースを使う。イベント当日、約40店舗が参加した。アルベルトさんのタコスは、オープンと同時に大盛況だった。原木シイタケ・チーズとじゃがバターの2種類のオリジナルタコスを販売した。タコスは、完売した。アルベルトさんは、おいしいトルティーヤを食べれば、何が違うかわかるから、一回試してほしいなどと話した。

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