子供達とビーチ清掃を行ったサーフィンの五十嵐カノア。東京五輪では銀メダル獲得。今年行われたワールドゲームズでアジア勢トップに立ち、日本男子第1号でパリ五輪出場内定を勝ち取った。五輪まで約1年の準備期間を手に入れた五十嵐カノア選手は、早くも金メダル獲得への対策を開始。この夏タヒチへ向かった。パリ五輪のサーフィンはフランス本国ではなく、タヒチ島のチョープー村が会場。タヒチは世界最高レベルのビッグウェーブで、高さは7mに達することもある。東京大会とは違い、チューブという波のトンネルが生まれ、これをくぐり抜けることが高得点になるため、波の見極めがより重要になる。五十嵐選手も途中でボードから放り出されるほどの激しい波のため、対策として体重の増量や、タヒチ仕様のボード製作など行っている。