米国・バイデン大統領は大統領選挙からの撤退を求める圧力にさらされている。大統領本人は選挙戦を継続する姿勢だが、与党・民主党の下院議員5人が公然とバイデン氏に撤退を要求している他大口献金者の支持離れが続いているといわれている。米国ABCは「イメージを変えるために大統領にできることはあまりない。もう痛手を被ってしまった」という民主党内の声を伝えている。ミネソタ州のクレイグ下院議員は「大統領は効果的な選挙戦をしてトランプに勝てるとは思えない」と話した。この呼びかけにさらに賛同する議員が増える可能性がある。ジェフリーズ下院院内総務は7日午後、下院の民主党指導部と会議を開く予定。ワーナー上院議員は民主党の上院議員たちを集めてバイデン大統領が撤退すべきか否かを議論しようとしている。ウィスコンシン州のボールドウィン上院議員は月曜日に議会が再開される時に同僚と多くのことを議論するつもり。しかしバイデン大統領は幹部議員に撤退を求められたたどうするかと問われると「それはない。神様が降臨して撤退しなさいと言えば撤退するが神様は降臨しない」などと開き直った。このインタビューの後に多くの献金者が警鐘を鳴らしている。Netflixの共同創設者の1人は「撤退して元気な民主党の指導者に妥当トランプを任せるべき」などとした。ウィスコンシン州の集会で納得していない人もいた。バイデン陣営は、大統領は遊説によってまだ流れを変えられると考えている。大統領は7日、ペンシルベニア州で遊説する。