インドネシアの若者の間で広がっている新たな婚活について。国民の9割近くはイスラム教徒。そんなインドネシアの若者の心をとらえているのが「タアルフ」というイスラムの教えにのっとった婚活だった。ジャカルタ郊外タンゲランで開催された「ハラルフェア」。その会場の一角で行われていたのが「タアルフ」だ。この会場に女性の姿はなく女性は別室からモニターで見ており、気に入った男性がいたら質問ができる。最大の特徴は交際期間を経ず結婚することを前提としていることでこれはイスラム教は未婚男女の同棲・性交渉を認めていないためだった。経済成長で生活が豊かになり人々が内面を振り返る余裕を持てるようになってきたとされるインドネシア。これまでは都市部を中心に自由恋愛が広がっていたが近年、世俗的すぎた生き方を見直す若者が増加。インドネシア大学・ミッランールミラ教授はイスラム的な考えへの回帰が若者の間で広がっていることが背景にあると指摘。イベントに参加したアルディさん(35)は1人の女性と出会い無事婚約した。タアルフの婚活アプリもありアプリの運営会社・ヨッピーアルギファリさんは性格や内面から異性に興味を持つべきだと話している。アンディーさん・リズキさん夫妻は文字情報だけでお互いに惹かれ合い結婚したという。