2日に発表された米国の雇用統計で、失業率が前の月から0.2ポイント上昇して4.3%と予想以上に悪化したことから景気後退への不安が広がり、2日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時900ドル以上値下がりし、前の日より610ドル安い3万9737ドルで取り引きを終えた。またニューヨーク外国為替市場では、FRB(連邦準備制度理事会)が9月の会合で大幅な利下げに踏み切るとの見方が出るなど、日米の金利差が縮小するとの観測が強まり、ドル売り円買いの動きが広がった。円相場は、およそ4か月半ぶりの円高ドル安水準となる一時1ドル=146円台をつけた。