観客が熱い視線を送っていたのは、27日に行われた卓球女子シングルスの予選。出場していたのは、チリ代表・チイン・セン。58歳にして五輪初出場を果たした選手と、レバノン代表・マリアナ・サハキアン46歳。合計104歳対決となった。特に注目されたのは、チイン・センのプレイスタイル。特徴は、長丁場のラリー。相手をじっくりと観察し、隙ができたところでスマッシュ。海外メディアによると、中国出身のチイン・センは。20歳までプロとして活動するも引退。その後チリにわたり35年以上経った2020年ごろ、競技レベルで卓球を再開し、その数年後にはチリ代表に選ばれたという異例の経歴の持ち主。最後は、気迫のスマッシュを放つが惜しくも敗退。