神奈川県小田原市の相模湾を臨む緩やかな山の斜面が、今回の里山だという。そこにやってきた亜郎さんは、5年ほど前から通いレモンを育ててきたという。亜郎さんは、レモンと塩と美味しい食材があれば美味しいものが出来ると自負していたが、なかなか納得の行くレモンを見つけることが出来なかったため、自分で自然栽培のレモンを作ることにしたという。
ヤブの草木は全て刈らず、害虫からレモンを守ってくれる虫の住処を作った。刈り取った草を混ぜて作った肥料が使われている畑の土は、とても柔らかくなっているという。この土が、ミミズなどの力を借りて畑を豊かにしてくれるという。厄介者扱いされるイノシシも、自然の一部だと菅原さんは考えているという。菅原さんには、自然に育てたレモンの良さを知ってもらうことが夢だという。