チャールズ国王からの招待を受け英国を訪問している天皇皇后両陛下は、現地時間の25日午後歓迎式典に続いて、ロンドン中心部の大通りをバッキンガム宮殿まで馬車に乗ってパレードをした後、チャールズ国王夫妻を始め英国王室のメンバーと共に歓迎の昼食会に臨んだ。天皇皇后による国賓としての英国訪問は昭和46年の昭和天皇と香淳皇后、平成10年の上皇ご夫妻に続いて3回目で、このあと両陛下はエリザベス女王の国葬やチャールズ国王の戴冠が行われたウェストミンスター寺院を尋ねられた。そして第1次世界大戦中に欧州の戦場で犠牲になった英国の身元不明の兵士を憲章する無名戦士の墓に花を供えられた。さらに夜には国王主催の晩さん会に臨むため再びバッキンガム宮殿を尋ねられた。開始前に記念撮影に臨んだ天皇陛下は受賞したばかりの英国で最も歴史がある勲章・ガーター勲章を身につけられていた。晩さん会には日英両国の約170人が出席し、天皇陛下はチャールズ国王の歓迎のスピーチに続いてお言葉を述べられる。