東北森林管理局が毎年この時期に行っているブナの実の調査では、県内49箇所で行われた。それによるとブナのみが木全体にたくさんついていたのが16か所、木の上の部分に多くついていたのが9か所、ごく僅かについていたのが19か所、全くついていなかったのが5か所だった。この結果、ブナの実の実り具合は4段階で2番目に良い「並作」となった。去年は4段階で最悪の「大凶作」で、クマによる人身被害は過去最多の70人にのぼったが、ことしは秋以降に目撃件数が減っており、県は4月から発表していた「ツキノワグマ出没警報」を今月から「注意報」に切り替えている。