地球と小惑星の衝突リスクが上がっている。小惑星「2024 YR4」。現時点で衝突の可能性があるのは2032年12月22日。ESA・欧州宇宙機関によると衝突のリスクは先週まで1.2%だったが2.2%に上昇。小惑星の直径は40〜90mと推定。同じ規模の小惑星が衝突したのは100年以上前。1908年、シベリアに50〜60mの小惑星が落下(ツングースカ隕石)。東京とほぼ同じ面積にあたる2150平方kmが焼けた。2013年、ロシアに直径17m、重さ1tの隕石が落下。1000人以上がけがをした。今回の小惑星が衝突した場合、地域に深刻な被害を与えるおそれがある。衝突する可能性がある地域について、NASAの関連機関・IAWNは太平洋東部、南アフリカ北部、大西洋、アフリカ、アラビア海、南アジアの広い範囲としている。2022年、NASAが別の小惑星に探査機「DART」を衝突させて軌道を変える実験に成功。