なないろ隊の2人の悩みはお腹とお尻の冷え、手足の末端の冷え。裏起毛のトップスや厚手の靴下、腹巻き、インナーベストなどで対策している。高齢者医療を専門とし、内科医としての知見から食事や運動療法のアドバイスしている東京むさしのクリニック・橋本先生は、就寝時は自然の力で血液を末端まで運ぶ必要があるため、締め付けやタイトなデザインは冷え性にとってはマイナスだと語る。またオーバーサイズや袖なしも空気の層ができないので見直すのがよいという。
運動や食事熱を生み出す産熱。糖を分解してエネルギーを作り出す際に熱が発生し、1日のエネルギー消費量のうちおよそ4割は身体活動や食事から発生している。足先が冷えやすいタイプにおすすめの運動は、椅子に座った状態でつま先に力を入れてかかとを上げ下げ。手を使わずに立つ・座るを繰り返す。効率的に筋肉を鍛えるには、腹直筋や大腿筋、広背筋など大きい筋肉を鍛える。温かい飲み物としては紅茶がおすすめ。紅茶は発酵飲料で体を温める働きがあり、血のめぐりを改善するテアフラビンという成分も含まれている。ルピシア 自由が丘本店の児玉シリエルさんのおすすめの飲み方は、朝は緑茶を飲みカフェインで目覚め、昼は紅茶、夜はカフェインレスのハーブティー。今の季節おすすめの紅茶はオレンジポマンダー。体を温めるとされる柑橘の成分が含まれている。チャイバッグジンジャーはCTC製法でしっかりとしたタンニンが出る濃い味わいでミルクティー向け。