米大統領選が終わり、次はトランプ次期大統領の人事が注目されている。勝利宣言以降、公の場に姿を現していないトランプ氏。自宅で人事を検討していると見られている。自身のSNSには「元国連大使のヘイリー氏と元国務長官のポンペオ氏は今回政権に招かない」と投稿。ヘイリー氏は共和党の候補者指名をトランプ氏と争い、ポンペオ氏は退任後にトランプ氏を念頭に批判した経緯がある。注目は世界一の富豪でトランプ氏に183億円以上の支援をした実業家のイーロン・マスク氏。マスク氏は電気自動車のテスラや宇宙開発事業などを率いていて、政府の決定によって売上が数千億円変わるとも言われている。先週マスク氏はトランプ氏とゼレンスキー大統領の電話会談にも同席。自身の率いる会社の衛星通信網「スターリンク」を通じてウクライナ支援を続ける考えを伝えたという。大統領選と同時に行われた連邦議会の選挙で上院・下院とも多数派が見えている共和党。トランプ氏の政策が通りやすくなる「トリプルレッド」と呼ばれる状況が近づき、移住を考える人が急増しているという。