ゲストのニッセイ基礎研究所・伊藤さゆり、野村証券・池田雄之輔を紹介。アメリカの8月消費者物価指数(CPI)は想定通り伸びが減速。池田雄之輔がスタジオで解説「前年比でプラス2.5%。順調にトレンドとしては下がってきている。先月のジャクソンホール会議でパウエル議長は物価に関して“安定に向けて前進している”と言っていたが、その線に沿っている。それにしては株式市場の反応がさえなかった。背景は市場の注目点がインフレより、景気や雇用に移っていることがある。17日の小売統計が重要だという。一方、コアCPIは市場予想を上回り、大幅な利下げ観測後退しているとの見方について、「いきなり50bpの利下げから始めるにはよほど景気、インフレの状況が悪くないと無理。これくらいのコンセンサスの想定内の数字だと最初は25bpから始めることがマーケットには安心感があるのでは」と語った。米国大統領選挙の討論会について。伊藤さゆりがスタジオで解説。「話しぶりの印象もあるが、明るい未来を語るハリス氏vsハリス氏を選んだ場合の悲惨な未来を語るトランプ氏という印象を受けた。トランプ氏のスタンスは、英国の国民投票で敗れた残留派の戦略が恐怖プロジェクト。イギリス国民は結局、嘘は多いが明るい未来を語った離脱派を支持した。明るい未来はなかったことになっている。ファクトチェックでは嘘が多いのはトランプ氏の方だった。嘘を交えた恐怖プロジェクトのトランプ氏vs実行力や具体策は未知数だが明るい未来のハリス氏という選択と感じた」と語った。